デイリー2018(225先物シストレソフト)を検証しました。率直な見解と評価を記事にまとめます。
デイリー2018とは?
デイリー2018は日中寄りから翌日の寄りまで丸1日ポジションを持つタイプのシステムトレードソフトです。以前にリリースされたデイリー225の後継ソフトになります(販売ページはこちら)
使い方は簡単でソフトを立ち上げた後に、ボタンをクリックすればその日の売買サインが表示されます。パソコン操作に慣れていない方でもまったく問題なく使えます。
開発者は山本一彦さん。MAサイン、デイズリッチなどこれまでに販売してきたソフトは10種類以上にもなります。
最近は毎年のようにシストレソフトをリリースしていますが、評判は決してよくありません。前身のデイリー225も発売後に大きくマイナスになるなど今一つでした。
価格は29800円。以前に山本さんのソフトを購入した人は1万円引きで買うことができます。買い切り型なので1度購入すれば、ずっと使えます。
セールスページに掲載されている成績表をピックアップします。
2013年1月~2018年3月まで月間成績ベースで負けなし。これが本当ならばすごいですが、私はこれを見た瞬間に購入をやめました。
その理由を詳しく書いていきます。
デイリー2018を検証
まずデイリー2018に限らず、山本さんのソフトは非常に評判が悪いです。その1番の理由はセールスページの成績と、ソフト発売後の成績に明らかな違いがみられるからです。
前作のデイリー225や昨年発売されたデイズリッチ2017も、今回と同じようにセールスページでは月間成績で負けなしというものでした。
しかしいざソフトが発売されると、いきなりの月間マイナスというパターンが続きました。ネット掲示板の一部では詐欺だという声すら出ていました。
またセールスページを見た限り、前作との違いがよくわかりませんでした。「資金が少ない個人投資家がミニ1枚ベースで安定して運用できるソフト」というコンセプトも意図が不明です。
ミニ1枚でもミニ10枚でも売買サインの精度が高ければ、シストレでは勝てます。むしろ少ない枚数でしか勝てないソフトと言うのは評価を下げてしまうように感じます。
山本さんは毎年のように新しいシストレソフトを発売していますが、長く勝ち続けられるものが本当によいソフトです。セールスが目的になってしまってはいけません。
総合評価
C ⇒ A (70点:購入価値あり 2019/5格上げ)
A評価としました。元々はC評価でしたが、ソフト発売後のパフォーマンスがよいので2度の格上げを実施しました。よい意味で期待を裏切ってくれました。
当サイトでC評価からB評価、A評価と格上げになったのはデイリー2018が初めてです。ソフト発売から1年が経過しましたが、安定した成績をキープしています。
現在は販売されていませんが、販売者に直接問い合わせると購入できる場合があります。もしダメでも後継ソフトのデイズリッチ2019が好調ですので、そちらを検討してみるのもよいと思います。
【参考:以前に書いたコメント】
前作との違いがよくわからない点、開発者がソフト販売を乱発している点、そしてセールスページの成績と実際の運用成績に大きな差がある点への不安は変わりません。
誤解してほしくないので書いておきますが、私は山本さんが嫌いなわけではありません。225先物シストレが広まったのは、山本さんが開発したMAサイン225(初代)がきっかけです。
その点は非常に高く評価しており、MAサインは私も実際に使って利益を出させてもらいました。しかしそれ以降のソフトは低迷しています。
今後どこかでドカンと大負けする可能性も十分に考えられますので、しばらくは様子見のスタンスが賢明でしょう。シストレは1年間の成績が最も重要ですので、年間成績確定後に改めて評価をつけ直したいと思います。