うちでのこづち(225先物寄引けシステムトレードソフト)を実戦検証しました。率直な感想と評価を記事にしていきます。
うちでのこづちとは?
うちでのこづちは日経225先物のシストレソフトです。日中寄りつきでエントリーして大引けで決済するトレードになります。
ソフトを購入すると、EXCEL形式のファイルがダウンロードできます。日経平均やNYダウの4本値を入力すると、「買い」「売り」「見送り」のいずれかの売買サインが出てきます。
ソフトのサイン通りに売買を繰り返すだけなので、投資経験がなくても誰でも簡単にできます。日中仕事で忙しいサラリーマンなどに向いている投資スタイルです。
セールスページに載っている過去の成績表も載せておきます。
年度ごとに成績にバラつきがあるものの、毎年プラスをキープしていますね。この成績表が本当であればかなり優秀です。
価格は21800円。買い切り型なので1度購入すればずっと使い続けることができます。これは嬉しいポイントです。
販売元はスマイルファクトリー合同会社。開発者はタカハシさん。どちらも聞いた事がなく、ソフトの販売は今回が初めてと思われます。
225先物システムトレードは私が長い間取り組んでいる得意分野です。セールスページを見れば本物か偽物かは大体わかります。
しかしこのうちでのこづちだけは判断に困りました。「1か月16500円が目標です!」と書いているように、非常に現実的な目標を設定しています。
よくあるパターンだと、圧倒的な成績を載せてソフトを買わせようとするのですがそのような印象もありません。
とにかく試してみようという事で実際に購入してみました。
うちでのこづち 実戦検証レビュー
2017年
8月 ▲230
9月 ▲60
10月 ▲130
11月 +430
12月 +250
合計 +260
5か月間の検証期間でしたが、成績はプラスになりました。短期間なので何とも言えませんが悪いソフトではなさそうです。
買い切り型なので維持コストがかからない点はすごくいいですね。シストレソフトは高額なものが多い中で立派だと思います。
しかし気になる点もあります。まず運用開始から3か月連続でマイナスが続いたように成績に波がある事です。冒頭で載せた過去の成績表でも年度ごとで大きく成績が変わっていました。
またセールスページで「どんな相場でも利益を出せる」という記述がありますが、シストレソフトはロジックを組み込んで作られているのでこれは極めて難しいことです。
実際にこのソフトもレンジ相場になるとマイナスが出やすくなっており、トレンドフォロー型のロジックが組み込まれていると予想されます。
それでも「見送り」を多用するなど、少しでもリスクを回避しようとしている点は評価できます。セールスページで誇張表現をしていない点も含めて好感が持てました。
総合評価
A (70点:購入価値あり)
A評価としました。実際に運用して利益が出たことと、お手頃な価格が主な理由です。毎朝の4本値の入力が少々面倒ですが、投資で最も大事なのは成績ですので目をつぶります。
特別推奨のS評価にできなかったのは、ソフト発売後からまだ間もなくデータ不足であることと安定感に疑問が残る点が理由です。
個人的には今後に期待しているソフトでもあります。2018年も引き続き検証していき、今後の成績が良さそうであればS評価へのランクアップも検討しています。
ぜひ頑張ってほしいところです(^^)