日経225勝ち組トレーダーになる1つの法則と4つのステップ(225先物)について、本当に勝てる教材なのか検証していきます。
日経225勝ち組トレーダーになる1つの法則と4つのステップとは?
メルマガ読者の方からの質問で、この教材があることを知りました。やたらと長い教材名だなというのが第1印象でした。
販売会社は投資の勉強株式会社。できたばかりの会社のようで、実態はよくわかりません。このパターンは当たりかハズレかが分かれるので、ちょっと警戒しておくべきでしょう。
開発者は石田豪さん。ここで初めてこの教材が販売された背景がわかりました。
石田さんは販売ページには書いていないのですが、ライブトレードを販売しているトレードマスターラボの講師の方です。実は以前に1度スカイプでお話したこともあります。
トレードマスターラボは2019年に金融庁から行政処分を受けています。この一件で信頼が低下し、かなりの顧客離れを起こしたそうです。
おそらく投資の勉強株式会社もトレードマスターラボと同系列の会社と考えてよいと思います。悪いイメージをなくすために、新しい会社の名前で教材を売り出しているのかもしれません。
さて肝心の内容ですが、本編が37ページ・資金管理編が18ページです。特典としてサイン判別のチェックシートと資金管理シミュレーションツールがついてきます。
勝ち組トレーダーになるための法則とステップ、そして売買ルールが記載されているとのことです。225先物は私の主戦場でもあるのでどんな内容か非常に楽しみです。
価格は20000円。それなりといったところでしょうか。あとは内容次第です。
ここからは実際に購入して試してみたレビューを書いていきます。
日経225勝ち組トレーダーになる1つの法則と4つのステップの検証レビュー
一通り目を通しましたが、日経225の勝ち組トレーダーになるための方法論というよりは、これはシストレの解説書と考えるべきだと思います。
1つの法則、4つのステップは投資本に出てくるような一般論でした。このレベルならば、書店に行って2000円ぐらいの本を買った方がよいでしょう。
6つの売買ルールについてはほぼシストレです。エクセルで作成された判定シートを使って、サインをチェックしてエントリーをします。
こうなるとトレードマスターラボが出しているサービスとほぼ変わらなくなります。販売ページに掲載されている損益曲線も、トレラボの公式サイトで見たことがあるようなものばかりです。
勝てるかどうかの部分ですが、6つのルールだけ覚えれば長く安定的に勝てるほど相場は甘くありません。ただ裁量トレードの参考としては使えると思います。
魅力的な言葉が並ぶセールスページを信じて購入すると、実際の成績とのギャップに愕然としてしまう可能性があります。ラクに勝てる手法はありません。
価格についてもこの内容で2万円は高すぎます。あと1万円出せば、スーパースキャルピング225が買えるので私ならばそちらを選びます。
残念ながら強調できる点はありませんでした。
総合評価
C (10点:購入見送り)
C評価としました。この教材は誰に何を伝えたかったのかが最後までわかりませんでした。
初心者なのか?中級車なのか?上級者なのか?勝つための方法論なのか?6つの売買ルールなのか?シストレなのか?デイトレなのか?
すべてを詰め込もうとしたことで、中心テーマがわからなくなっています。6つの売買ルールを中心にするならば、教材名も変わってくるはずです。
元教員的なダメ出しになってしまいましたが、メッセージの伝え方というのはとても大事です。トップクラスの教材やツールとは明らかな差を感じました。