2020年6月の相場展望について記事にまとめてみました(6/14執筆)
コロナの影響が甚大でも株価が上昇する理由
日経平均はNYダウの上昇と合わせて急騰。23000円を回復するなどコロナウイルスを忘れたかのような強さを見せました。
「コロナウイルスの影響で経済は壊滅状態なのに、なぜ株価が上昇しているんですか?」
よく聞かれることが多い質問ですが、マーケットは現在ではなくその先を見ているというのが理由の1つです。
経済が壊滅状態となれば、国は経済対策をして回復させようとします。今回のコロナでは過去最大規模の金融緩和なんていう声も聞こえてきます。
今の株価上昇は実体経済よりも世界各国の大規模な金融緩和への期待が先行している状態であり、いわゆる一種のバブルが到来しています。
11月にアメリカ大統領選挙が控えている点も大きなポイントです。トランプとしては何が何でも再選しなければなりません。
アメリカでのコロナ死者数は世界で最も多く被害は甚大です。だからこそ国民を助けるという名目で、ありとあらゆる経済対策を打ってくると思われます。
世界のマーケットを牽引するアメリカの株価が強い限りは、日経平均も堅調な動きが続きそうです。
2番底はいつやってくる?
もう1つ、マーケットで噂されている2番底への見解も書いておきます。
過去の暴落を見ても、2番底は例外なく発生しています。このまま株価が元に戻る展開は考えにくく、日経平均もどこかで再び20000円を大きく割り込みそうです。
そのタイミングですが「11月~2月」が本命です。アメリカ大統領選挙が終了して、各国の金融緩和もある程度出揃ったタイミングになります。
そこへやってくるのが今回の暴落の原因となったコロナ第2波です。決して喜ばしいことではないですが、インフルエンザと同じ寒い時期に流行する感染症なので1回で終わるとは考えられません。
それまでにワクチンを開発できたとしても、どれだけの数が用意できるかは未知数です。再び都市閉鎖などとなれば経済的、心理的ダメージは計り知れません。
いずれにせよコロナ第2波への心構えはしておいた方がよいでしょう。2番底のトリガーを引くのは、コロナになると思われます。
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