投資情報誌ダイヤモンドZAIのレビューと評価を記事にまとめてみました。購入する前の参考にしてみて下さい。
ダイヤモンドZAIとは?
本屋さんで投資本コーナーに行くと、会社四季報と並んで必ず置いてあるのがダイヤモンドZAI。この表紙を1度は見たことがあるかと思います。
2000年3月に創刊されて以来、毎月21日に発行されており総発行部数は20万部以上にもなります。月刊情報誌としてはNO1のシェアです。
発行元は週刊ダイヤモンドでおなじみのダイヤモンド社。経済とビジネスは専門分野であり、情報量の多さには定評があります。
雑誌の内容は日経平均や為替の予想、個別銘柄特集、海外株、投資信託、マンガなどで構成されており、最新情報が読めばわかるようになっています。
つみたてNISAやIDECOについて特集記事を組んでわかりやすく解説するなど、投資初心者の方でも読みやすいのが特徴でもあります。
価格は780円で定期購読にすると100円ほど安くなります。1年間購読すると、約8000円になります。
・定期購読をする価値はあるのか?
・書いてある内容は役に立つのか?
・株価予想は当たるのか?
今回はこのあたりのポイントについて検証してみました。以下、結果を書いていきます。
ダイヤモンドZAI レビュー
まずは内容について。20年の歴史があるだけあって、個人投資家が知りたい情報がギュッと詰め込まれているように感じました。
特に興味深かったのが個別銘柄診断で、買い・強気・中立・弱気・売りの5段階評価で格付けされています。銘柄選びに迷う人は多いのでこれはありがたいです。
格付けの信頼性についても、業績や外部環境をよく考慮しており妥当だと思います。銘柄分析を読むだけでも勉強になりますし、下手な投資顧問よりもずっとまともです。
“株価予想は当たるのか?”という部分は微妙です。「買い」予想でも日経平均が暴落すれば下がります。それを推奨失敗と受け取るかどうかは難しいところだからです。
それでも銘柄選びの材料として参考になることは間違いありません。株主優待や高配当株のランキングなどは長期投資で役立ちそうです。
為替の動向や旬なテーマ株、デイトレードに向いている銘柄も掲載されていますが、基本は中長期投資向けの雑誌だと思います。
定期購読については、勉強の意味を兼ねて初心者の方ならば全然ありです。1年間継続して読むことで投資に関する知識は十分に身につけられます。
経験者の方は、興味がある特集のみ購入するやり方でもいいと思います。私も普段はネットカフェで内容をチェックして、買いたい時だけ買うようにしています。
まとめると書いてある内容は非常に役立ちますし、定期購読する価値もありです。株価予想は銘柄購入の参考程度にするのがちょうどよいかと思います。
総合評価
A (80点:銘柄選びの参考書)
A評価としました。20年に渡って個人投資家の味方になってくれている点を高く評価しました。価格的にも1000円以下なので購入しやすいと思います。
ただあくまでも銘柄選びの参考書という位置づけなので、投資スキルや手法を磨けるものではありません。そこはスクールや他の教材できちんと学ぶ必要があります。
個人的には長期投資の銘柄選びでよく利用させてもらっています。今後も継続的に読んでいきたい投資書籍の1つです。