スキャルピングFXプロ(FX)を実戦検証しました。実際に使ってみた率直な感想を記事にまとめてみました。
スキャルピングFXプロとは?
スキャルピングFXプロは青木陽一さんが開発したFXのスキャルピングツールです。2007年とかなり前に販売開始されましたが、今も売れ続けているロングセラー商材になります。
使い方はMT4チャートに「スキャルピングFXプロ」のインジケータを設定する形になります。このあたりの流れについてはマニュアルに詳しく書かれているので、初心者の方でも大丈夫だと思います。
今では主流となったMT4のサインツールですが、この商材が元祖と言われています。ある意味ではFX教材に革命を起こしたツールと言えるかもしれません。
セールスページには使用するテクニカル指標が明記されています。ボリンジャーバンド、移動平均線、MACD、ADX、RSIの5つです。
エントリー条件を満たすと、チャート上にサイン(矢印)が出現します。そのサインを元にエントリーを繰り返していくというトレードスタイルになります。
価格は59800円。これまでに少しずつ値上げをしてきており、他のFX商材と比べるとやや高めの水準ではあります。
逆に言えば値上げができるほど人気が出たという見方もできます。売れなければ、値上げではなく値下げを考えるのが一般的だからです。
あとは“手法自体に優位性があるのか?”“本当に稼げるのか?”という点が評価のポイントになってくるかと思います。
ここからは実戦検証レビューを書いていきます。
スキャルピングFXプロ 実戦検証レビュー
【実戦検証の成績】
30戦24勝6敗 勝率80%
勝率80%とかなり優秀な数字を残しました。王道のテクニカル指標を使用していることもあり、手法自体に優位性は間違いなくあります。
ただし、これは私の経験による部分が大きいと思います。エントリーサインの矢印が出たら、単純に乗れば勝てるといったものではありません。
サインが出た後に、テクニカル指標を見て本当にエントリーできるかを判断する。この裁量判断がきちんとできるかどうかで成績は大きく変わってくると思います。
またチャート上に複数のテクニカル指標を表示させるので、ごちゃごちゃします。初心者にとってはハードルが高そうというのが使ってみた率直な感想でした。
そのあたりの課題を解決したのが、のちに発売されるドラゴンストラテジーFXや秒速スキャルになります。時代の流れとともにツールも進化したと考えればわかりやすいですね。
初代サインツールとしての功績は大いに評価するものの、進化したツールを使っているとさすがに使いづらいです。昔のレトロゲームをやっているような感覚でしょうか。
またドラゴンストラテジーFXは約半額の29800円で購入できます。価格の面も含めて、それならば新しいのを買った方がいいよねというのが自然な流れになるかと思います。
総合評価
B (70点:古いけど悪くない)
B評価としました。2007年に販売されたサインツールですので、操作性については不便な点が多々あります。6万近く出してわざわざ買う価値はあるかどうかは疑問が残ります。
ただし手法の優位性は高いので、上手に使いこなせば高勝率トレードを実現できます。初心者向きではなく中・上級者に向いているツールだと言えます。
最後に初代サインツールとしての功績に敬意を示したいと思います。優位性が高い手法は時代に関係なく勝てるという点を証明してくれました。