銭亀225(寄り引け+オーバーナイト自動売買)を実戦検証しました。実際に使ってみた率直な感想と評価をレポートします。
銭亀225とは?
銭亀225は寄り引け+オーバーナイトの自動売買ソフトです。カブドットコム証券のAPI機能を使って、ソフトを起動するだけですべての売買をやってくれます。
設定は簡単でマニュアル通りにやっていけばすぐに完了します。自動売買ではありますが、利確やロスカットを自分で設定する事も可能です。
セールスページでは5年間で7413万円を稼ぎ出したソフトと宣伝しています。自動売買で本当にこの金額が稼げれば夢のような話です。
しかしこの手の“成績がよすぎる”セールスページは注意が必要です。いざソフトを買って運用するとまったく勝てないという現象がよく見られるからです。
価格は月額課金制で19800円。月額ですので年間にすると約24万円になります。他の教材に比べると高めの価格設定です。
開発元のデイボード投資顧問の評判はインターネットで調べる限り、あまりよくありません。ちょっと不安が残りつつも、とにかく1か月だけミニ1枚で実戦検証してみました。
銭亀225実戦検証レビュー
まずは1か月の成績ですが、寄り引け+オーバーナイト合計で▲1195という悲惨な成績に終わりました。
正確に言うと▲1000を超えた段階で運用を停止しています。経験上、初月からこのクラスの大負けをするソフトによいものはありません。
結果的には正解でした。なぜならばその後の成績は、、、
2018年
1月 ▲1195
2月 ▲365
3月 ▲1810
まさかの3連敗で、3か月間の損失は▲3370という恐ろしい数字です。セールスページに書いてある成績とは全然違います。
2017年の年間成績をみても▲940とよいところがありません。月額2万円も払ってこの成績ではユーザーが怒るのも仕方ないと思います。
成績不振について配信元にメールで問い合わせをしてみましたが、そのときの対応も納得できる回答ではありませんでした。
この先ロジックの変更があったとしても、劇的な変化は期待できそうにありません。残念ですが投資教材としては失格です。
総合評価
C (10点:購入価値なし)
文句なしの最低ランクC評価です。本当ならば0点をつけたいぐらいですが、自動売買への今後の期待を込めて10点としました。
それにしても最近はセールスページの成績誇張がひどいです。銭亀225も5年で7413万円稼いだとありますが、ソフト発売後はプラスどころかマイナス成績続きです。
バックテスト、フォワードテスト成績をよく見せることで、1人でも多くの人にソフトを買ってもらいたい。これが販売者側の戦略です。
しかし本来はソフトを売る事ではなく、ユーザーに喜んでもらうことが目的のはずです。ユーザーを悲しませてはいけないのです。