今週の相場展望(11/2~11/6)について見解をまとめました。日曜メルマガ11/1号からの抜粋になります。
◆先週の振り返り
【のんたんデイトレ成績】
5営業日 ノートレード
先週のメルマガでは次のように書きました。
「4年前の大統領選挙前後は上下に1000円幅級の激しい動きでした。
今回も為替が大きく動いており、すでに予兆は出ています」
「ここは守備を意識して、短期トレードで立ち回りたい局面です。
特に週後半は仕掛けが入りやすいので、警戒度を最大級に高める必要があります」
日経平均は週後半に売り仕掛けが入り、23000円割れ。
不吉な予言がドンピシャで当たってしまう形になりました。
短期トレードでの立ち回りならば、むしろ取りやすかったかもしれません。
上げるときと下げるときがわかりやすく、ボラもある相場だったと思います。
大統領選挙を直前に控えて、日経平均・NYダウと大きく動いています。
しかし本当の波乱はまだこれからでしょう。
私はすでに月間目標を達成しているのでノートレードでした。
休みを入れたことで充電できたので、11月からまた頑張れそうです。
さて先週は1つ宿題を出しました。
《スキャルピングでは月間成績+200を目標にしています。値幅だけ見れば、スイングの方が約3倍近く取れています。普通に考えればスキャルピングよりもスイングをやった方が稼げそうですよね。でも私がそうしない理由はなぜでしょうか?》
早速、答え合わせをしていきます。
結論から言うと「スキャルピングの方が長く安定して稼げるから」です。
そもそも値幅はまったく意識していないんです。
私が重視しているのは“いかに負けないか?”という点です。
トレードで1番やってはいけないのは大負けです。
それさえ防げれば、資産が大きく減ることはありません。
大負けをする理由は次の3つです。
・値幅を狙っている
・ナンピンをしている
・ロスカットができない
この3つを徹底的に排除できれば、トレード成績は確実に伸びてきます。
NST(のんたんスキャルピングチーム)のメンバーを見てもそれは明らかです。
トレードは「小さく負ける」ことが大切です。
スキャルピングというのは守備に最も優れた戦術になります。
225先物は枚数を増やしていけば利益も比例して増えていきます。
値幅にこだわる必要はまったくないと私は考えています。
◆今週の相場展望
【トレンド判断】
日足 25日線付近 中立
今週はいよいよアメリカ大統領選挙があります。
日本時間11月3日祝日の夜~4日の昼にかけて投票が行われます。
トランプか?バイデンか?
まさに5分と5分の勝負になりそうで読めません。
それだけに投票日は大いに盛り上がりそうです。
今回はもう1つ先のシナリオを書いてみたいと思います。
勝者がどちらでも大統領選挙以降は株安への警戒が必要です。
短期的なご祝儀相場はあるかもしれませんが、長くは続かないでしょう。
最も大きな理由は、コロナウイルスの再拡大です。
インフルエンザやコロナは感染症なので、寒い時期になると急激に増加します。
フランスではすでに2度目のロックダウンになるなど、感染が広がっています。
残念ながら、夏の間に十分なワクチンを確保することはできませんでした。
そうなるとコロナの感染者数は再び増加していくのは仕方がありません。
経済対策と言っても、無限にできるものではありません。
やればやるほど確実にダメージは積み重なってしまいます。
今後のアメリカと中国の関係も気がかりです。
特にトランプが再選した場合、対立が激化していくのは間違いないでしょう。
この数年間で株価が大きく下がった2大要因が、米中関係とコロナです。
よく考えてみると根本的な問題は何も解決されていないのがわかります。
つまり実体経済を伴わない金融緩和期待の株価上昇なんです。
日本も経験していますが、バブルというのはいつか必ず崩れる時が来ます。
GOTOキャンペーンなどで、コロナはすでに終息したような雰囲気になっています。
しかし本当に怖いのはこれからであり、今の株価水準は行き過ぎのように感じます。
楽観論が多いですが、私は来年3月までは株価下落に厳重警戒と書いておきます。
この冬はリスクを考えるとノーポジションにしておいた方がよさそうです。
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