秒速スキャルFX(FXスキャルピング教材)を実戦検証しました。実際に使ってみた率直な感想と評価を記事にまとめてみました。
秒速スキャルFXとは?
インフォトップで2018年度に殿堂入りした秒速スキャルFX。1分足チャートを使って、チャンス場面のみを狙い打つトレード方式です。
開発者はFx-Kathuさん。日本投資家育成機構でFXの講師をされています。日本投資家育成機構というと日本政府が公認している機関のようですが、そうではなくあくまでも民間団体のようです。
ちなみに日本投資家育成機構の代表山口孝志さんは、FX教材販売会社クロスリテイリング株式会社の創設者です。うーーーん、これだと教材を売りたいために肩書きを付けたようにも思えてしまいます。
まあ、それはさておき大切なのは教材の中身です。
購入すると会員サイトを閲覧できるようになります。会員サイトには多くの動画が用意されており、1章~6章までに分けられています。初心者でもわかりやすいように丁寧に作られていました。
空いた時間にいつでも利益が出せるのが強みとのこと。夜遅くでもトレードチャンスが豊富にあるのは、私のようなサラリーマントレーダーにとっては嬉しいところです。
トレード手法はオシレータ系テクニカル指標のRSIとMACDを使います。高いところを売り、安いところを買うというスタイルです。すでに優位性が証明されているやり方ですので、期待できそうです。
価格は32184円(税込)。FX教材は平均すると4万円前後のものが多いので、割安感はあります。FX教材で最も売れている同じ価格のドラストFXを意識しているのかもしれません。
ただMT4のサインツールは別売りですので、購入を検討されている方は注意して下さい。サインツールなしでも特に問題はありません。
他のレビューサイトをみると評判は上々です。検証が十分ではないサイトも含まれていますが、「デメリットなし!」と書いているブロガーさんも少なくありませんでした。
一方で気になる点もあります。「秒速スキャルFX」で検索をすると、“勝てない”というキーワードが出てきます。どうやら実際に教材を買っても勝てていない人が一定数いるようです。
そのあたりも踏まえて実戦検証しました。早速レビューを書いていきます。
秒速スキャルFX 実戦検証レビュー
+5pips~+15pips程度利確できたのは65%前後でした。3回に2回は利確できているので、決して悪くはない教材と言えます。
一方でエントリーしたら逆行してロスカットになるパターンも30%ほどありました。そして秒速スキャルFXが「なぜネット上で“勝てない”と言われているのか?」がわかりました。
「エントリータイミングが早い」からです。
詳しい内容はネタバレになってしまうので書けませんが、スキャルピングをするならばエントリーポイントの絞り込みは絶対条件です。
スキャルピングは私が実際に利益をあげている得意なトレード手法でもあります。いくつか勝つためのポイントをあげてみます。
1、どれだけ勝率が高いポイントで仕掛けるか?
2、欲張らないですばやく利確できるか?
3、どれだけ小さくロスカットできるか?
特に大事なのは1のエントリーです。秒速スキャルFXは値幅を取ろうとするばかりに仕掛けが早く、逆行するリスクが高くなってしまっています。
全体的に悪くはないです。ロジックにも優位性がありますので、そこそこ勝つ事はできると思います。しかし販売ページのような連戦連勝というのは難しいと感じました。
総合評価
B+ (60点:購入見送り)
B+評価としました。他のレビューサイトを見たところ、ほとんどがA以上の評価でした。インフォトップでも殿堂入りしている教材ではありますが、この教材でなければダメな理由が見つかりませんでした。
FXのスキャルピング教材ならば、ファーストチョイスはドラストFX。次にグローバルドリームFX。225先物ならばスーパースキャルピング225が現時点では頭一つ抜けている存在です。
ここに割って入るのは相当ハードルが高いです。秒速スキャルFXに自分なりの手法をミックスさせて色々とトライしてみましたが、満足いくような結果は得られませんでした。
MACDやRSIなど目のつけどころはすごくよいと思いますので、次回作に期待したいところです。そろそろドラストFXを超える教材が出てきてくれないものでしょうか・・・。