時鳥・政経レポート「天の時」(有料メルマガ)を実戦検証しました。実際に購読してみた率直な感想と評価をレポートします。
時鳥・政経レポート「天の時」とは?
時鳥と書いて「ほととぎす」と読みます。時鳥さんは元政策担当秘書で、永田町・霞が関の各省庁に広い人脈があるようです。
メルマガでは一般では知る事のできないような極秘情報が配信されています。またトレードで数億円稼ぎ出した「負けない投資法」についてもレクチャーしてくれるとの事です。
メルマガの配信は毎週日曜日お昼頃に週に1回配信されます。基本的には月に4回送られてくると考えておけばよいでしょう。
1通あたりの文字数は15000文字以上と膨大です。400字詰めの原稿用紙だと約38枚分ですので、なかなか読みごたえがありそうです。
具体的には次のような内容が書いてあります。
1、相場展望
2、エントリー戦略
3、極秘・政策情報/国際情勢分析
4、秘伝「基盤的国策銘柄」
気になる購読料金ですが月額3300円です。安いように感じますが、1年間ですと39600円になりますので慎重に見極めたいところです。
購読継続率90%以上をセールスポイントにしていますが、それほどまでに価値のある情報が受け取れるのでしょうか。そのあたりが検証のポイントになりそうです。
ここからは実戦検証レビューを書いていきます。
時鳥・政経レポート「天の時」 実戦検証レビュー
メルマガを受け取ってまず感じたのは文章の長さです。15000文字以上のメルマガをしっかり読もうとすると、30分程度はかかってしまうので時間の余裕が必要です。
メルマガの内容ですが、一言で言うと「難しい」です。専門用語が多く使われており、図書館にあるような分厚い専門書を読んでいるような感覚でした。
ただ膨大な文章の割には、銘柄の推奨や記述はほとんどありませんでした。長期的なトレンドを読み解く相場分析が中心でおおまかな天井と底が天底予測として書かれています。
「勝てるデイトレ銘柄を配信してくれる」という主旨ではないので、申し込む際には注意が必要です。メルマガの情報を参考にしながら、自分で銘柄や売買戦略を考えることになります。
政治経済に興味があり、専門書を読むのが好きな人には向いているかもしれません。週に1回メルマガを読み続ければ、間違いなく知識は身につくと思います。
ただ当サイトの評価基準は“本当に稼げる投資教材かどうか?”です。その点では物足りなさを感じましたし、年間で39600円払うならば他にもっとよい教材はあります。
また売買に関わる重要な部分の記述が曖昧だったのも気になりました。“Aならば上昇、Bならば下落もある”というのでは、居酒屋で飲んでいるサラリーマンの会話と変わりません。
これだけの文字数があれば、勝ちにつながるようなもっと具体的で踏み込んだ情報が書けると思います。何かしらのポリシーがあるのかもしれませんが、メルマガの内容にはやや物足りなさを感じました。
総合評価
C (10点:購入価値なし)
C評価としました。15000文字以上のメルマガを毎週書くのは大変だと思います。ただ有料サービスである以上はそれだけの価値を読者に提供しなければなりません。
投資のメルマガですので、読者登録をする人の目的は「投資で勝てるようになりたい」がほとんどでしょう。そのため、有益な情報をどれだけわかりやすく伝えられるかがポイントになります。
手法、運用プラン、エントリールール、チャートの見方などはいわゆるトレードに直結する部分です。投資で勝つためにこれらのスキルを磨いていく必要があります。
私はトレーダーですので「どれだけ実戦で使える教材か?」を最も重視しています。“勉強になる教材”ではなく、“勝てる教材”を選びたいと率直に感じました。